A sense of euphoria with crisp kale salad.

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本当は、サラダがとても好きだ。
毎日サラダごはんでもいいくらいに。

でも、身体を冷やしやすい(と言われている)し、生の野菜の繊維質に、あまり丈夫ではない私の胃はすぐに痛むので、サラダごはんは、毎日楽しむ、というわけにはいかない。

一度、ひと月くらい、生の野菜だけで過ごしたことがあった(ローフードに傾倒していたので、自分の身体で実験してみたのだ、生の野菜と果物で9割位の食事)。その時は肌の調子もよくて、心の具合もよくて、素晴らしくいい気分になったのだけれど、いつも手足がつめたくて、胃が痛かった。

だから今は、炊いた穀物も食べるし、加熱したやわらかい野菜(インドカレーやモロッコのタジン、それにおひたしなんか)もたくさん食べる。
なんでも生じゃなくちゃ、という呪縛のような観念からは少し逃れてきたような気がする。
(それでも、朝食はジュースかスムージーだし、調味料は酵母が生きているものを買う。やはりなるべくだったら生でなんでも食べようとは思う)。

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やっぱり大好きなサラダ。その中でも、ケールのサラダがいちばん好きだ。

ケール、と言ってもあの苦い(たぶんまずい)青汁のものとは、異なった種類で、ふりふりの葉で、苦味の少ない種類。
でもふんだんに緑の香りがして、しっかりとした歯ごたえ(ドレッシングで和えても簡単にはしなしなにならない)、アブラナ科の野菜特有の、旨味というかこくのあるおいしさがある。

初めて食べたのは、アメリカだった。
それから日本でもずっと食べたくて、恋しく思っていたのだけれど、ずーっと見つけられなかった(あの大きな葉の青汁ケールはあっても)。
それが。
最近Doleで輸入を始めたらしく、あちこちのスーパーマーケットやデパートで見かけるようになって、とてもうれしい。
見つけると、思わずまとめ買いをする。

ケールは、とても栄養が豊富な野菜だ。

ベータカロテンを緑黄色野菜の中でいちばん多く含み、そのうえ多様なヴィタミン、ミネラルをバランスよく豊富に蓄えたそのふりふりの緑の葉は、濃い緑色。それでいて、青汁に使うケールよりも匂いも控えめで苦味も少ないから、スムージーにしてもいいし、ジュースにしてもいいし、ケールチップスにしてもいいけれど、私がいちばん好きなのは、やっぱりサラダ。

そう。アメリカで食べた、チョップドサラダ。

材料がずらりと並んでいるガラスのケースの前に立って、好きな野菜や穀類、チキンやハムなんかを自分で好きなように選ぶ。ドレッシングももちろん、おこのみで。私が好きなのは、シンプルに塩とレモンとオリーヴオイル。私が選んだ材料を、目の前で大きな三日月型の包丁(メッザルーナ)で鮮やかに刻んで、ボウルにばさばさといれてサーヴしてくれる。
しゃきしゃきの野菜と、しっとりとしたグレイン、それにナッツやドライフルーツをトッピングして、にぎやかなサラダ。

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おうちで作るケールのサラダも、とてもシンプル。

たっぷりの刻んだケール、紫のキャベツをベースに、炊いたレッド・キヌア、アボカドを混ぜて、ひまわりの種とドライクランベリーをトッピングに。味付けはシンプルに、塩とレモン、そしてよい香りのオリーヴオイル。

それだけのサラダなのにこくがあって、しゃきしゃきで、とてもおいしい。

毎日食べていても、全然飽きない。
それどころか、心が落ち着いてそれでいて楽しく幸福な気持ちになる。
はじめは、この感じがローフーディストの人がよく言うあの「羽の生えた感じ」なのかと思ったのだけれど、よく調べてみると、ケールにはメラトニンがたっぷり含有されている。さらにトリプトファンからセロトニンを生成するのに必要なビタミンBが豊富なのだから、気持ちが穏やかになる感じがするのも納得できる。

それに、なんとも言えない多幸感があるのだ。
好きな味の食べものを食べているせいなのかもしれないけれど、この感覚はすばらしく素敵だ。
これは、ビーツとにんじんのコールドプレストジュースを飲んで、ああおいしいと思える感覚とも似ている。
しばらくの間、肉や魚をやめて、化学調味料もやめて、シンプルな味付けで、新鮮な野菜を食べていると、研ぎ澄まされてゆく感覚。匂いや香りや食感に鋭敏になって、身体にとって正しいものが、おいしいとちゃんと感じられる、その感覚。

そういうものを大切にしたいと思う。

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