Tiny but complete ecosystem in my backyard in Africa.

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キガリの家の庭には、たくさんマラクージャを植えた。
マラクージャ、はパッションフルーツ。時計草。あの白く鮮やかなうつくしい花。
広い、緑の庭があるお家だったけれど、新築だったので、まだ植物が生えそろっていなくて、でもそれはかえって自分で植える楽しみがあってよかった。
パパイヤ、ライム、バナナの木々、色とりどりのハイビスカスの花、うつくしいブーゲンビリアの生け垣、そしてたくさんのマラクージャの白い花。

アフリカの赤い土は、鉄を多く含んで栄養が少ないから、土作りには苦労した。
庭師のおじさんにたくさん堆肥(イフンビレ、ルワンダ語を覚えた)を(どこからか)買ってきてもらってすきこんで、自分でもコンポストを作って、ふかふかの黒い土になるように。

コンポスト、と言っても、簡単に庭に大きく掘った穴で、その中に生ごみを入れて、土で蓋をして数ヶ月寝かせて、土に帰す。
その頃には、ふかふかの黒い土ができあがっている。

コンポストを作る生活をしていると、自然と無駄な石油製品を使わなくなる。
もともとルワンダは、環境問題への懸念からビニールやプラスティック製品の持ち込みと使用を厳しく制限していて、スーパーマーケットのあのビニール袋が存在しない国。(外国から持ち込もうとすると、空港で没収される)。
そうなると、日本では、あんなに必需品だったラップフィルムも、ビニール袋も、ないと思えばなんとかなるものだ(ガラスの保存ジャーを使ったり)。
生ごみは、大事な土の栄養。うちの庭で命を頂いた鶏も、食べない部分(頭とか)をありがとうねと言って大事にコンポストに入れる。

そして、コンポストの穴の上に植えたマラクージャは、とても大きな樹になって、たくさんたくさん花を咲かせて、こぼれそうに実をつけた。

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パッションフルーツを食べるのは、とても好き。

つるつるの丸い実をもいで、しばらくフルーツバスケットの中においておく。
その皮がしわしわになった頃が食べごろで(よい香りがあたりに広がる)、半分に切って、スプーンでその黄色の果肉をすくって、口に運ぶ。
鮮烈な、あのうつくしい香り。

そんなアフリカの生活が懐かしくて、宮古島産のパッションフルーツを、きんと冷えた無機質なデパートの地下でかごに入れた。

あのむせ返るような熱気や、土砂降りのスコールや、あふれる緑が懐かしい。
何もかもが大変だと思った生活も、実は自然でおおらかで、なんだか恋しく思える。
雨水で長い髪を洗っていたのも、それはいい思い出だ。

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今日の朝ごはんは、パッションフルーツとマンゴーのチアシードのVeganパフェ。

チアシードは、前日の夜から、ナッツミルクか豆乳に浸しておく。この時に私は、メープルシロップと、少しのシナモンとカルダモンをしのばせる。ふんわりと、エキゾチックな香りが広がる。

そんなチアプディングと重ねて、層にしたのは、アボカドのクリーム。
熟したアボカド1つの果肉をすくって、オレンジの果汁1つ分、マンゴー半分と一緒にブレンダーで滑らかにするだけで、とてもおいしいクリームになる。
それにたっぷりとマラクージャの果肉をのせて、ブルーベリーとココナッツのローストを散らす。

おいしいね、て彼も言う。
日曜日の朝のごちそう。遠いアフリカを思って。

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