Tropical rain falling down on the mango tree.

IMG_1357

久しぶりによく晴れた日曜日。
うとうとうとうと眠りながら、薄目を開けると、彼が隣で本を読んでいる。
私は満足して、また眠りに落ちる。

夢の中では、雨が降っていた。

ざあざあと水煙を立てて降る、熱帯の雨。
私は市場からの帰り道。立ち往生していた。
大きなショッピングバッグには(スウェーデン人の友達が分けてくれたイケアバッグ、ビニール袋のないルワンダでは貴重品。丈夫なので、何度も何度も使ったあのブルーバッグ)、たっぷりと野菜が詰まっている。
青い料理用のバナナ、にんじん、トマト、いんげん豆(アリコ・ヴェール)、イソンべ(シチューにする緑の葉っぱ、実体はなんだか知らず)。それに米、タンザニアの米。そして調味料は、ピーナッツの粉。

馴染みのタクシーのドライバー(エマニュエル)に電話しても出ないし。
ルワンダでは、あまり流しのタクシーを拾わなかった。(どうしてもという時は、UTCのNakumattの前からくらい。)いつも同じ、知っているドライバーに電話をして、迎えに来てもらう。料金も明確だし、私の行きたい場所をよく知っていてくれるし、安心だから。

だから私は、雨を眺めていることにした。
降りしきる、温かな熱帯の雨。
つやつやとひかる緑、赤色の土の道。

IMG_1356

目が覚めたら、部屋の中には、マンゴーの香りが満ちていた。
熱帯の雨とリンクする、甘く濃厚な香り。

好きな食べものは、マンゴー。
インドネシアで食べたのは、マンガ・ハルム・マニス、「甘い香りのマンゴー」という名前の、緑色をしたマンゴー。
熟しても、緑のままなのだ。
濃密な、甘い香りが漂う。
あの当時、妹はマカッサルに住んでいて、訪ねた私のためにいつも(厳選して)市場で買ってきてくれた。
見慣れた小さな手で、むいてくれた、オレンジ色の果実。

タイでは、ココナッツミルクで甘く炊いたもち米と、とろりととろけるマンゴーで、おいしいデザートにする。
ちょうど、日本の餅菓子みたいな感じ。いちご大福みたいな。
屋台で買う、楽しみなおやつ。
タイのマンゴーは、平たいペリカン・マンゴー。
彼とふたりで初めて、ウズベキスタンからホリデーに行った時、毎日何キロもマンゴーを買って、夜な夜な食べた。
彼が、旅行用の小さなヴィクトリノックスで、するすると皮をむく。

ルワンダで食べて一番おいしかったのは、隣国ブルンディのマンゴー。
それも出回るのは、一年で数週間だけだ。
Kimironkoのマーケットで、ちょっと見た目はよくないけれど、おおぶりな果実を、5キロとか買う。
値段は、ローカルのものよりちょっと高め。
でも最高によい香りで、繊維が少なくてとろりとして、おいしいのだ。
私が、大きな包丁でどんどんさばく。一口大にカットして、冷凍する。
後で訪ねてくる、彼の両親のために。

IMG_1360

そんなことを思い出しながら、週末はマンゴーとココナッツのパンケーキ。

今回は、グルテンフリーのレシピ。
オートミールとココナッツファインを、それぞれ50gずつブレンダーで粉にして、そば粉50gと、ベイキングパウダー小さじ1と合わせておく。

ココナッツミルク200ccと、砂糖大さじ2、ココナッツオイル大さじ2を混ぜたところに、先ほどの粉を入れて、よく混ぜる。
熱くしたフライパンで焼く。
クリームもココナッツ。ココナッツクリームの、さらに上に固まった濃いところを、ふわふわに泡立ててみたのだけれど、熱々のパンケーキの熱で溶けてしまった。

とろりと熟したマンゴーをのせて、濃厚なココナッツの香りを楽しむ。
生地は、ちょっとどっしりとした仕上がり。とてもおなかがいっぱいになる。

さあ。
明日は嵐が来る。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です